全村が計画的避難区域に指定され、被災証明書の申請に訪れた住民(23日午前、福島県飯舘村で)=浜井孝幸撮影
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、全域が計画的避難区域になった福島県飯舘村で23日、全村民を対象とした被災証明書の発行が始まった。
村によると、避難先の自治体によって条件は異なるが、被災証明書を示すと、見舞金や住宅補助が受けられる。村はこれまで、屋内退避区域だった30キロ圏内の村民を対象にしていたが、計画的避難区域となり、全村民(約6200人)を対象とした。
村役場に証明書を受け取りにきた会社員(33)は「『避難しろ』と言われても、避難先で家を借りるにも被災証明が必要なので困っていた。発行が遅すぎる」と話していた。
(2011年4月23日11時42分 読売新聞)
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