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Saturday, July 9, 2011

09/07 第一原発とJヴィレッジ、作業員6人熱中症か

東京電力は9日、福島第一原子力発電所と作業員の活動拠点の「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で同日、協力企業の20代~60代の男性作業員6人が熱中症とみられる症状を訴え、治療を受けたと発表した。

同原発の作業員の熱中症は疑い例を含め合計28人になった。

東電によると、原発敷地内の野外で作業していた4人と、4号機原子炉建屋内でホースの搬入作業に当たっていた1人、Jヴィレッジで交通整理をしていた1人の計6人で、いずれも回復したという。

(2011年7月9日21時01分 読売新聞)

Tuesday, May 3, 2011

03/05 4号機の壁大きく破壊…原子力委専門委員が撮影



津波により壁が破壊された4号機タービン建屋(青山繁晴氏提供)
4号機付近には、自動車が地面に突き刺さっていた(青山繁晴氏提供)

 福島第一原子力発電所の事故発生から約1か月半後の4月22日に、原発敷地内を撮影した映像を、原子力委員会専門委員で、「独立総合研究所」社長の青山繁晴氏が明らかにした。

 青山氏が車内から撮影した映像には、4号機タービン建屋の1階部分の壁が大きく壊れ、中の設備がむき出しになった様子が映し出されている。

 周辺には、地面に突き刺さった状態の自動車や、ぐにゃぐにゃに曲がったフェンスもあったといい、青山氏は「津波による被害は、軍事攻撃を受けたのかと思うほどすさまじかった」と話している。

 青山氏は東電や政府と調整した上で訪問したと説明。一方、細野豪志首相補佐官は2日の記者会見で、青山氏の訪問について、「政府としてではなく、個人として入った。今後はないようにする」と不快感を示した。

(2011年5月3日21時47分 読売新聞)

Sunday, May 1, 2011

29/04 水中カメラが4号機プール撮影…破損みられず

水中カメラが撮影した4号機の使用済核燃料一時貯蔵プールの内部=東京電力提供


 東京電力は29日、福島第一原子力発電所4号機の原子炉建屋内にある使用済み核燃料一時貯蔵プールの映像を公開した。

 東電によれば、プール内部が破損している様子はみられないという。

 映像は28日に水中カメラで撮影した。格子状の金属製収納容器に、燃料棒を束ねる燃料集合体が縦に並び、上面にコンクリートの破片が落ちていた。同じ収納容器の中でも、新しい燃料は明るく輝き、古い燃料は黒くくすんでいる。

 4号機は原子炉建屋の損傷が激しく、水素爆発を起こした可能性が高いとされる。しかし震災発生時、補修作業で原子炉内の核燃料棒をすべてプール側に移動させていたため、プールの状態が注目されていた。

(2011年4月29日20時59分 読売新聞)

28/04 4号機、燃料溶融寸前だった…偶然水流入し回避

 東京電力福島第一原子力発電所4号機で3月15日に発生した火災に伴う爆発の際、使用済み核燃料一時貯蔵プールに、爆発の衝撃で隣接する場所から水が偶然流れ込み、プール内にあった核燃料の過熱を食い止めた可能性があることが、東電の調査でわかった。

 過熱が続いていれば核燃料が溶融し、現状を大幅に上回る放射性物質が放出される最悪の事態もあり得たとしている。

 同原発は、3月11日の東日本大震災で津波に襲われ、外部電源が途絶。4号機の燃料プールへの冷却水注入も止まった。東電は現在、プールから1日約70トンの水が蒸発しているとみて、生コン圧送機で注水しているが、水位は計算通り上がっていない。東電はプールから水が漏れている疑いもあるとして調べたものの、原子炉建屋下部への漏水は確認されていない。

 爆発は原子炉建屋の側壁が崩落するほど激しく、水素爆発が起きたとみられる。水の漏出先として東電が有力視しているのは、可動式のゲートを挟んでプールに隣接する「原子炉ウェル」。ゲートは爆発で破損し、水は原子炉ウェル側に漏れている可能性が高いという。

(2011年4月28日14時31分 読売新聞)

Tuesday, April 26, 2011

26/04 4号機の汚染水、1カ月で放射能濃度250倍に

2011年4月26日0時15分

 東京電力は25日の事故対策統合本部の会見で、福島第一原発4号機のタービン建屋地下にたまった水の放射能濃度が1カ月で約250倍になったと発表した。地下でつながっているとみられる3号機から、濃度の高い汚染水が流れ込んでいるらしい。

 21日の調査で汚染水の放射性セシウム濃度は1立方センチあたり1万5900ベクレルだった。3号機タービン建屋地下の水は4号機より最大約200倍高く、今後4号機の濃度がさらに高まる可能性がある。東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「(4号機の)濃度がこれ以上高くなると、放射性物質の濃度を下げる浄化処理が必要だ」と話している。

Saturday, April 23, 2011

23/04 4号機タービン建屋、10日で水位20cm上昇

 東京電力福島第一原子力発電所4号機で、放射性物質を含む汚染水が増え続け、タービン建屋の水位が約10日間で20センチ上昇したことが明らかになった。

 原子炉建屋地下にも水深約5メートル、水量4000トンの汚染水がたまっていることを経済産業省原子力安全・保安院が明らかにしており、その処理が新たな課題として浮上している。

 東電は2号機の高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移す作業を進めているが、施設の収容可能量は当初の半分程度になる見込みで、他号機の汚染水処理のめどは立っていない。

 東電によると、4号機のタービン建屋地下の水深は13日に0・9メートル、22日午後6時には1・1メートル。約10日間に20センチ上昇した。隣接する3号機では原子炉冷却のため1時間当たり約6トン注水されている。東電は炉から漏れた水が、3、4号機のタービン建屋を隔てる壁の亀裂などから4号機側に漏れていると見ている。

(2011年4月23日14時20分 読売新聞)

22/04 福島第1原発:水温91度高止まり 4号機核燃料プール

 東京電力は22日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールを、コンクリート圧送車を遠隔操作して測定した。その結果、水温が約91度と高止まりしたままで、水位も燃料棒の上部から約2メートル上回った程度と低い状態が続いていた。東電は「注水を、燃料棒の発熱による蒸発量に相当する量にとどめているため」と説明している。

 4号機は3月15日に水素爆発があり、海水で冷やす通常の循環冷却装置システムが失われた。その後は、外部からの注水で冷やしている。

 今月12日にコンクリート圧送車を使って同プールの水を採取した結果、水温が爆発前日の84度を上回る90度で、水位は燃料上部を約3メートル上回ったが、想定よりも低い状態だったことが判明していた。このため今回は再度、注水の効果を確かめるために温度や水位を調べることにした。

 注水量を増やせば、プール内の燃料棒に対する冷却効果は上がるが、放射性物質に汚染された水があふれるというジレンマがあり、安易に増やせないという。

 22日は水中カメラで水につかっている燃料棒を直接、撮影して損傷状態などを確認する予定だった。しかしカメラの使用環境は、水温50度が限度とされていたため、撮影を断念した。【江口一、奥山智己】毎日新聞 2011年4月22日 21時22分

23/04 4号機タービン建屋、10日で水位20cm上昇

 東京電力福島第一原子力発電所4号機で、放射性物質を含む汚染水が増え続け、タービン建屋の水位が約10日間で20センチ上昇したことが明らかになった。原子炉建屋地下にも水深約5メートル、水量4000トンの汚染水がたまっていることを経済産業省原子力安全・保安院が明らかにしており、その処理が新たな課題として浮上している。

 東電は2号機の高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移す作業を進めているが、施設の収容可能量は当初の半分程度になる見込みで、他号機の汚染水処理のめどは立っていない。

 東電によると、4号機のタービン建屋地下の水深は13日に0・9メートル、22日午後6時には1・1メートル。約10日間に20センチ上昇した。隣接する3号機では原子炉冷却のため1時間当たり6・8トン注水されている。東電は炉から漏れた水が、3、4号機のタービン建屋を隔てる壁の亀裂などから4号機側に漏れていると見ている。

(2011年4月23日12時40分 読売新聞)

Saturday, April 16, 2011

16/04 4号機プールからの取水、アームのカメラで撮影

4号機使用済み燃料プールの水採取の作業。左上から水面に伸びているのは、採水器を付けたロープ(12日、東電撮影)




 東京電力は15日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールから、水を採取する際の動画を公開した。

 生コン圧送機のアームの先につけたカメラで12日に撮影した。

 プールは核燃料棒が十分に浸る程度の水で満たされていることが分かったが、正常時なら20~40度の水温は約90度あった。

 このプールには、使用済み核燃料に加え、定期検査のため原子炉から取り出した核燃料棒が同原発最多の計1331本ある。このプールの水位は一時低下して核燃料棒が過熱、一部が損傷した疑いもある。

 映像には、生コン圧送機のアーム先端からロープで垂らされた採取用の容器を、慎重にプールの中に下ろしていく様子が映っている。水面からは白い湯気が立ちのぼっている。また、採取した水を分析した結果、放射性ヨウ素などが検出され、核燃料棒が損傷している可能性が高くなった。

(2011年4月16日14時21分 読売新聞)

Thursday, April 14, 2011

14/04 4号機プール「燃料損傷は部分的」 水分析結果を公表

2011年4月14日0時58分

 東京電力は13日、福島第一原発4号機の核燃料貯蔵プールから初めて採取した水の分析結果を公表した。放射性物質の濃度は運転時の原子炉内の水より高いが、燃料は溶融を疑わせるほどではなく、破損があっても部分的と東電はみている。また、プールの水位は燃料棒の上端から約2メートル上の位置まであって燃料は水につかっており、13日未明からの放水で水位はさらに1メートルほど上がったという。

 4号機は地震時に定期検査中で炉内の燃料がすべてプールに移されていた。爆発で建屋が壊れたことから、燃料が大きく損傷した可能性が指摘されていた。 東電は12日、コンクリートポンプ車で4号機の燃料貯蔵プールの水約400ccを採取して放射能を分析した。ヨウ素131は1ccあたり220ベクレル、セシウム134は88ベクレル、セシウム137は93ベクレル含まれていた。いずれも通常は検出限界以下か1ベクレル未満という。

 ただ、数百万単位の値が出ているタービン建屋などの汚染水に比べれば低く、東電は「燃料の一部は破損しているが、大部分は健全」とみている。爆発による落下物で燃料が損傷したり、周辺に漂っていた放射性物質が取り込まれたりした可能性もあるという。

 一方、2号機タービン建屋の外にある坑道にたまった汚染水を建屋内の復水器に移し替える作業は13日午後、合計660トンを移し、予定の作業を終えた。坑道のたて坑の水位は午後6時現在で6センチ下がった状態になった。タービン建屋地下にたまった水の水位も下がり、両者がつながっている可能性が高まった。

 坑道には6千トン近い汚染水があるとみられ、残りを復水器に移すか、受け入れに向け点検が進む集中廃棄物処理施設(容量約3万トン)に移すかを検討する。

 また、東電は1~3号機の事故から13日まで炉内に注入した水の総量を明らかにした。1号機が5724トン、2号機が1万2842トン、3号機が8169トン。原子炉圧力容器に入る量は250~300トンで、多くが水蒸気になったり格納容器の下部にたまったりし、容器外に漏れ出した分もあるとみられる。