福島県教育委員会は来年度採用する公立学校教員について、小学校、中学校、養護の各教員の採用を見送る方針を決めた。
東日本大震災や福島第一原発の事故で、児童・生徒が多数県外に出たため。県教委は「採用ゼロというのは、少なくとも1991年度採用以降では例がない」としている。
県教委によると、公立学校の教員の採用数は、児童・生徒数の増減や退職者数などを考慮し、毎年算出している。今春は小学校77人、中学校54人、高校97人、特別支援学校52人、養護25人の計305人を採用した。
しかし、今回の原発事故などにより、少なくとも小・中学生計約3700人が県外に出ていることなどを考慮し、採用見送りを決めた。高校と特別支援学校の教員は各30人程度を採用する方針。
(2011年4月23日12時48分 読売新聞)
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