26日で発生から25年になるチェルノブイリ原発事故で被災したパーベル・ブドビチェンコさん(59)が22日来日し、東京都内で会見した。福島第1原発の事故について「日本政府はチェルノブイリのように時間をかけず、早く対策に動き出すべきだ」と訴えた。今後、福岡、大阪などで放射能汚染地の実態について報告会を開く。
パーベルさんは原発から180キロ離れたロシア・ノボツィプコフ市で被災。事故後は甲状腺がんなどの健康被害や産業の衰退などの影響が続いているとした。被災地の子供に対する差別があったり、汚染の実態を知らない若年世代もいるとして「若者への教育も重要だ」と指摘した。【竹内良和】毎日新聞 2011年4月22日 20時46分
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