Tuesday, May 10, 2011

27/04 百貨店売上高、過去2番目の減少率…震災・停電

 日本百貨店協会が26日発表した3月の全国百貨店売上高は4624億円で、前年同月比(既存店ベース)14・7%減と現行の統計を取り始めた1965年1月以降、2番目に大きい減少率を記録した。

 東日本大震災で全国的に自粛ムードが広がったほか、計画停電の影響で臨時休業や営業時間の短縮を余儀なくされた店が相次いだためだ。

 3月の売上高の落ち込みは、リーマン・ショック後の消費不況の影響が強く表れた2009年3月(13・1%減)を上回った。下落率が最大だったのは1998年3月の20・8%減で、前年の消費税増税を控えた駆け込み需要の反動が原因だった。

 地区別では、震災の被害が大きい仙台が61・1%減と最も落ち込んだ。東京は21・5%減だった。商品別では主力の衣料品が19・2%減、美術・宝飾・貴金属が20・8%減で、不要不急の支出を控える動きが目立った。

(2011年4月27日14時21分 読売新聞)

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