信用調査会社の帝国データバンク仙台支店の26日の発表によると、仙台市中心部の繁華街「国分町」で高級料亭などを経営する「銀たなべ」(仙台市青葉区)が25日、事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。
東日本大震災の影響で一時、全店営業停止を強いられ、売り上げが急減したことが響いた。負債総額は約5億円。
同社は1949年に創業。国分町や周辺で日本料理店などを展開し、地元では高級料亭として知られた。2004年5月期には売上高約13億9500万円を計上したが、近年は景気低迷で経営が悪化。2010年5月期の売上高は約8億2700万円まで落ち込み、赤字、債務超過に陥っていた。そこに大震災の影響で全店の営業を停止して売り上げが急減、経営に行き詰まった。
(2011年4月27日12時18分 読売新聞)
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