命していた有識者会議は13日、ネバダ州ヤッカマウンテンに計画されていた使用済み核燃料の最終処分場に代わり、中間貯蔵施設を造る代替案を発表した。
福島第一原発の事故を受けて使用済み核燃料の危険性に対する関心が高まり、約6万5000トンの米国内の使用済み燃料の扱いが焦点になっていた。米国の核燃料は現在、福島第一原発と同様、大半が原発内のプールなどで保管されている。代替案は、これらを一つまたは複数の中間貯蔵施設に運び、100年程度、集中保管するというもの。施設の具体的な建設場所は示されていない。
広大な山地のヤッカマウンテンの地下は、1970年代から最終処分場の候補地として検討され、2002年にはブッシュ前政権下で建設が始まっていた。しかし、地元の強い反対を受け、オバマ政権は09年に建設中止を決め、有識者会議に再検討を求めていた。有識者会議は12年1月に最終報告書をまとめる。
(2011年5月14日18時36分 読売新聞)
No comments:
Post a Comment