東京電力は、福島第一原子力発電所3号機の原子炉に注水する配管をつなぎ替える工事を終え、水漏れが起きないかどうかを確認する作業を12日に開始した。
漏れがないことが確認でき次第、注水を再開する。
3号機は5月上旬から原子炉圧力容器内の温度が上昇。配管の損傷などで注水が十分に行われていない可能性があったため、東電はタービンから水を圧力容器に戻すための配管を途中で切断し、ここから注水できるよう改良した。これまでの配管は分岐点が多く、配管を傷める海水を高圧で注入し続けたため、つなぎ目などが破損した可能性がある。新しい配管は、分岐がほとんどなく、高い位置から炉心に水を流し込むことができる。
(2011年5月12日11時58分 読売新聞)
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