Wednesday, May 18, 2011

17/05 2号機原子炉建屋で作業員、放射線量を測定へ

 東京電力は17日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉建屋に同日午後にも、3月15日の格納容器の爆発事故後初めて作業員が入り、放射線量の測定などを行うと発表した。

 また、3号機タービン建屋の地階にたまる高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設へ移送する作業も17日午後に始めると発表した。

 2号機については、4月18日に原子炉建屋にロボットが入ったが、湿度が高くカメラのレンズが曇ったため、撮影ができなかった。その際に計測した放射線量は毎時4・1ミリ・シーベルトと、比較的低かった。今回、作業員が入るのは建屋1階で、作業の進め方を検討するため、被害状況などを調べる。

 一方、3号機から集中廃棄物処理施設への移送は、2号機に続くもので、約2週間かけて4000トンを移送する。6月からは汚染除去装置による浄化も始まる。3号機は、5月に入って原子炉の温度が上昇。東電は、注水ルートを二つに増やし、毎時計18トンの水を注入している。炉心の温度は低下したが、タービン建屋地下の水位は上昇している。同建屋の汚染水は現在、推計約2万2000トン。

(2011年5月17日14時00分 読売新聞)

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