Wednesday, May 18, 2011

16/05 首相、原発視察時に格納容器破損の可能性認識

 衆院予算委員会は16日、菅首相と関係閣僚が出席し、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故に関する集中審議を行った。

 首相は震災発生翌日に自ら原発を視察したことに関連し、「(原子炉の)格納容器の圧力が上がっていて、(圧力を下げる)ベントを行わず放置すれば、容器が破壊される恐れがあるとの認識はあった」と述べ、格納容器破損の可能性を認識しながら視察したことを明らかにした。

 ただ、視察に踏み切ったことについては、「(現地で関係者と)コミュニケーションができたことは大変プラスになった」と意義を強調した。首相視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長は「格納容器が破裂する可能性があると認識していたし、(視察前に首相へ)助言していたと思う」と語った。

(2011年5月16日22時13分 読売新聞)

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