東京電力は12日、福島第1原発の構内にあるグラウンドから、毒性の強い放射性物質のプルトニウムを検出したと発表した。検出されたのは、プルトニウム238、同239、同240。東電はいずれも今回の事故によって放出された物質とみているが、土壌1キロあたりの濃度は同238の0.11ベクレルが最大だったため、過去の大気圏核実験で日本に降ったものと同等のレベルにとどまり、人体への影響はないと説明している。
同239と同240の濃度は、土壌1キロあたり0.046ベクレルだった。東電によると、3月21日以降に週2回測定している値からの大きな変化はない。【久野華代】
毎日新聞 2011年5月12日 20時43分
No comments:
Post a Comment