........皮膚の点状出血など
今回、避難の対象になった地域には、大量の放射性物質が飛散した形跡はないが、原発のごく近くにいるなど、短期間に大量の放射性物質を浴びると、急性症状が出ることがある。
大量に放射性物質を浴びることで、影響を受けやすいのは、リンパ組織、骨髄・造血組織や、腸管などの臓器だ。被曝後10日から3週間の間に、免疫の低下で高熱やのどのはれなどの感染症状が出たり、血小板が減ることによる皮膚からの点状出血や、腸管の損傷による下痢などの症状が出たりする。
被曝量が高いほど、症状が出始める時期が早くなり、症状も重くなる。いつ、どの体の部位にどのような症状が出たかは、被曝量を評価する重要な情報になる。
(2011年3月22日 読売新聞)
No comments:
Post a Comment