東京電力福島第一原子力発電所2号機の作業用トンネル(トレンチ)にたまっている高濃度汚染水について、東電は、30日午後にも、集中廃棄物処理施設への移送を再開する。
移送に使っているホースの点検などのため、29日に移送を中断していた。汚染水が障害となっている原子炉の本格的な冷却作業に早く入れるよう、できるだけ早期にポンプを1台から2台に増やし、移送量を毎時20トンに上げる予定だ。
2号機の汚染水は、トレンチとタービン建屋に合わせて約2万5000トンあると推定されている。東電は、このうちトレンチにたまった汚染水の移送を、19日午前から毎時10トンのペースで進めていた。約2390トンを移した29日午前に計画通りいったん中断し、移送に使っているホースの洗浄や漏えいの点検を行った。
(2011年4月30日13時25分 読売新聞)
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