
1~4号機地下の地盤を粘着質のセメントで固め、その周囲を深さ40メートルのコンクリート壁で囲い込む「二段構え」の密閉工事で、6月以降の着手をめざす。
構想によると、建屋付近の放射線量が高く、地上での長時間の作業は困難なため、1~4号機を取り囲む環状の作業用トンネルを地下約40メートルに掘削。そのトンネルから建屋地下の地盤の割れ目に、粘着質のセメントを機械で注入し、汚染水が地下深く染みこんでいくのを防ぐ。その上で、作業用トンネル付近にコンクリート壁(厚さ数十センチ)を設置し、地下水が海や陸側に拡散するのを防ぐ計画だ。
(2011年4月28日06時26分 読売新聞)
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