Sunday, May 1, 2011

28/04 1号機の注水、毎時10トンで一定効果・継続へ

 東京電力は28日、福島第一原子力発電所1号機で、格納容器を水で満たす本格的な「水棺」に向け、毎時10トンまで増量した原子炉への注水量を継続すると発表した。

 毎時6トンから増量し、最大14トンまで引き上げる予定だったが、東電は、漏水もなく、格納容器の圧力低下や原子炉内の温度が低下するなど一定の効果があったためとしている。

 東電によると、格納容器内の圧力は0・35気圧減少し、約1・2気圧。燃料棒の冷却が進み水の蒸発量が減ったためとみられるが、1・1気圧までは流量を維持する。大気圧の約1気圧より下がると、空気が流入し、水素爆発を起こすおそれが高くなるためだ。原子炉圧力容器下部の温度は96・8度と、10度以上低下した。

(2011年4月28日20時55分 読売新聞)

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