【ジュバ=中西賢司】スーダン南部が9日午前0時(日本時間9日午前6時)、「南スーダン共和国」として独立した。
9日には、新首都ジュバで独立式典が開かれ、南部自治政府が独立を公式に宣言する。自治政府を率いてきたサルバ・キール大統領は、初代大統領に就任する。近く国連加盟も認められ、193番目の加盟国となる見通しだ。 ほぼ半世紀にわたる内戦を終結させた2005年1月の南北包括和平合意で定められていた移行期間が、この時刻をもって終了したもので、アフリカ系キリスト教徒を中心とするスーダン南部の住民たちは、アフリカ54番目の国家として悲願の独立を手にした。
ジュバの街頭では、日付が9日に変わると同時に住民がこぞって繰り出し、喜びを爆発させた。人びとはクラクションを鳴らしたり、車の上によじ登って国旗を振ったりして、アフリカでは1993年のエリトリア以来となる新国家の誕生を祝った。
(2011年7月9日11時35分 読売新聞)
No comments:
Post a Comment