Friday, July 1, 2011

01/07 佐賀知事「首相の来県要請」、県議会で玄海再稼働審議



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原子力安全対策等特別委員会で原発の安全性に関する質問などに答える古川知事(左)(1日午前10時5分、佐賀県庁で)=泉祥平撮影
 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働問題を審議する佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会(36人)が1日、開かれた。古川康知事は、6月29日の海江田経済産業相との会談後、再稼働を容認する意向を示した理由について、「国からの説明だけではなく、自分たちで資料を分析し、安全性をチェックした」と説明。さらに、首相に来県して説明するよう要請したことを明らかにした。
 午前中は、反原発の立場の宮崎泰茂議員(市民リベラルの会)が質問。「国が現在進めている原発の耐震設計指針やEPZ(防災対策重点地域)の見直しが終わるまで、再稼働すべきでない」との追及に対し、古川知事は「再稼働の条件とは考えていない」と答えた。
 宮崎議員は「会談からわずか30分後に、報道陣に容認姿勢を示したことは軽率だ。経産相の説明は当たり前の内容。もっと慎重になるべきだ」と批判。知事は「容認という発言はしておらず、議会の議論は残っていると言った」と釈明した上で、「県民に向かって安全に責任を持つとした経産相の発言は重い」と述べた。
(2011年7月1日  読売新聞)

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