Tuesday, April 19, 2011

19/04 福島第1原発:「県民への風評被害」是正 玄葉国家戦略相


玄葉光一郎国家戦略担当相
玄葉光一郎国家戦略担当相

 福島県選出の玄葉光一郎国家戦略担当相は19日午前の閣僚懇談会で、東京電力福島第1原発事故で福島県民のホテルなどへの宿泊予約が拒否されるなど「人への風評被害」が起きているとし、「各省で業界の指導など、やれることを精いっぱいやってほしい」と述べ、差別的な行為の是正に取り組むよう求めた。

 玄葉氏は「他県に福島ナンバーの車が止まっていると『どけ』と言われ、避難している子供が『放射能がついている』と言われる」と実例を紹介。閣議後の記者会見で「一部の心ない対応は本当に残念でならない」と指摘した。

 枝野幸男官房長官は会見で福島県民に対する差別的対応について「明らかに過剰な反応だ。避難している(福島)県民や、安全が確認されている福島県産品を温かく受け止めてほしい」と呼びかけた。【田中成之】

毎日新聞 2011年4月19日 12時45分(最終更新 4月19日 15時47分)


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