東京電力は19日、福島第一原子力発電所の2系統の外部電源を切り替え可能にする電源多重化の工事を終了したと発表した。
同原発1~3号機では、外部電源を使ってポンプを動かし、原子炉に水を送り、核燃料を冷却している。同原発には現在、東電と東北電力から1系統ずつ外部電源がきているが、切り替えができなかった。
そのため、11日夕の余震では、東北電力の外部電源が一時遮断され、1~3号機の原子炉に冷却水が50分間送れなかった。
電源多重化で、今後は余震などで一方の外部電源が途切れても、もう片方が働いていれば、原子炉の冷却が継続できる。工事は19日午前10時20分過ぎに完了、受電できることを確認した。
(2011年4月19日19時53分 読売新聞)
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