東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、米政府が日本に派遣した「海兵隊放射能等対処専門部隊」(CBIRF)が来週中に帰国する見通しとなった。
複数の日米関係筋が19日、明らかにした。東電が17日に事故の収束に向けた「工程表」を発表したことなどで、同部隊の対応が必要な緊急事態に直面する可能性は低くなったと判断したものとみられる。
北沢防衛相は19日の閣議後の記者会見で、「不幸中の幸いでCBIRFが出動しなくていい状況が続いてきた。(事態収拾の)見通しが立てば帰ることになる」と語った。同部隊が待機する東京・米軍横田基地を23日に訪れ、謝意を伝える予定だ。
(2011年4月19日18時07分 読売新聞)
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