Tuesday, April 19, 2011

19/04 いわき沖のコウナゴからセシウム、規制値29倍

 厚生労働省は19日、福島県いわき市沖で18日に採取されたコウナゴから、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の約29倍となる1万4400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 放射性ヨウ素も規制値(同2000ベクレル)の約2倍に当たる3900ベクレルだった。検査のための採取で、現在漁は行われておらず、市場には出回っていない。同省によると、該当のコウナゴは、福島第一原発から約30キロの海域で採取。約60キロの海域で採取した検体ではセシウム320ベクレル、ヨウ素120ベクレルだった。

 いわき市沖でとれたコウナゴを巡っては、7日と13日に採取した検体からも、それぞれ規制値を超える放射性物質が検出されており、政府は出荷制限の対象とするかどうか検討している。

(2011年4月19日23時11分 読売新聞)

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