東京電力は6日午前、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋内で、米アイロボット社製の「ウォリアー(戦士)」を使った調査を始めた。
水素爆発を防ぐ窒素注入のため、作業員が建屋内に入って作業できるかどうかを検証するのが目的。格納容器内へ窒素を注入する箇所をロボットのカメラで確認するほか、鉄板による放射線の遮蔽を行った周囲の放射線量も計測する。
窒素の注入は、1、2号機では始まっているが、3号機は建屋内の放射線量が高くて作業が進んでいない。東電は、調査の結果、線量が下がったことが確認できれば、7日にも作業員を建屋内に入れ、経済産業省原子力安全・保安院の了承を得て、窒素注入を始めたいとしている。
(2011年7月6日13時59分 読売新聞)
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