東京電力は18日、福島第一原子力発電所で、高濃度の放射性物質を含む汚染水の移送先となっている集中廃棄物処理施設の止水工事が終了したと発表した。
同施設では地下の配管から水が漏れていることが同日明らかになったが、その後、漏れは止まり、汚染水の移送作業は準備が整い次第、始めるとしている。
同施設は地下2階まであり、放射性物質が環境中に放出されにくい構造になっていることから、東電は高濃度汚染水3万トンの保管場所にすることにしている。水漏れが見つかったのは、地下通路にある扉の上部を通る配管。東電は、土のうやコンクリートなどで漏水を止める作業を進め、漏れを止めたとしている。移送は、経済産業省原子力安全・保安院の点検後、低濃度汚染水を使って施設の漏出テストを行った後、開始する。
(2011年4月18日21時33分 読売新聞)
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