2号機での汚染水回収作業
東京電力福島第一原発で、2号機の坑道(トレンチ)にたまった高濃度の放射能汚染水を回収する作業の第1段階が終わった。水位はいったんは8センチ下がり、タービン建屋地下にたまっていた水の水面も連動して下がったことが確認された。漏らせば周囲を汚染するため、東電は次の作業を慎重に検討している。
回収作業は12日午後7時35分に始まった。坑道に通じる、たて坑にポンプを入れ、タービン建屋の復水器(容量3千トン)までホースで送り込んだ。移送作業は予定より早く進み、13日午後5時4分に終わった。
移した水は660トン。坑道の水の1割強に過ぎない。2号機のタービン建屋にも2万トンたまっているとみられる。最大の受け入れ先となる集中廃棄物処理施設(容量3万トン)は漏れを確認する作業が続いており、ここへの移送開始まで数日はかかる見通しだ。
くみ上げ前のたて坑の水位は、地上の入り口まで91センチ。これが作業中の13日午前11時には99センチまで下がった。終了後、徐々に水位は上がって14日午前7時で93.5センチになっている。タービン建屋の地下の水位がくみ上げ後、わずかに下がったことから、東電は坑道とタービン建屋の水は地下で通じた状態で、坑道側に流れ込んでいるとみている。
また、11日の余震による停電で原子炉への注水が約50分間止まったことから、電源の多重化対策も進めている。1~3号機の注水に使う電源が一つの高圧電源盤(受電盤)から供給されているため、4号機側ともケーブルでつなぎ、高台に設置するスイッチで相互に切り替えられるようにする。19日をめどに運用できるようにする計画だ。
また、津波対策として、15日までに、ディーゼル発電機と外部電源を切り替えるスイッチも高台に移し替える予定。
回収作業は12日午後7時35分に始まった。坑道に通じる、たて坑にポンプを入れ、タービン建屋の復水器(容量3千トン)までホースで送り込んだ。移送作業は予定より早く進み、13日午後5時4分に終わった。
移した水は660トン。坑道の水の1割強に過ぎない。2号機のタービン建屋にも2万トンたまっているとみられる。最大の受け入れ先となる集中廃棄物処理施設(容量3万トン)は漏れを確認する作業が続いており、ここへの移送開始まで数日はかかる見通しだ。
くみ上げ前のたて坑の水位は、地上の入り口まで91センチ。これが作業中の13日午前11時には99センチまで下がった。終了後、徐々に水位は上がって14日午前7時で93.5センチになっている。タービン建屋の地下の水位がくみ上げ後、わずかに下がったことから、東電は坑道とタービン建屋の水は地下で通じた状態で、坑道側に流れ込んでいるとみている。
また、11日の余震による停電で原子炉への注水が約50分間止まったことから、電源の多重化対策も進めている。1~3号機の注水に使う電源が一つの高圧電源盤(受電盤)から供給されているため、4号機側ともケーブルでつなぎ、高台に設置するスイッチで相互に切り替えられるようにする。19日をめどに運用できるようにする計画だ。
また、津波対策として、15日までに、ディーゼル発電機と外部電源を切り替えるスイッチも高台に移し替える予定。
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