東京電力福島第一原子力発電所で、低濃度の放射性物質を含む汚染水を集中廃棄物処理施設から海に放出する作業が9日、ほぼ完了した。
高濃度汚染水がたまっている2号機タービン建屋外部の作業用トンネルの水位は上昇を続けており、東京電力は汚染水があふれる前に、同施設への移送を急ぐ。
2号機では、高濃度の汚染水が、原子炉からタービン建屋を通じ作業用トンネルに流出していると東電はみている。取水口付近から海へ流れ出していた汚染水を止めた6日以降、トンネル内の水位は9日午前7時までに10センチ上昇。地上まで残り94センチに迫っている。
東電は近く、2号機のタービン建屋や作業用トンネルにたまった汚染水を、集中廃棄物処理施設に移送する作業に着手する。
(2011年4月9日20時02分 読売新聞)
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