福島第1原発:東電、7、8号機の増設計画を断念
東京電力の藤本孝副社長は4日出演した民放番組で、3月末に提出した2011年度の電力供給計画に盛り込んだ福島第1原発の7、8号機の増設計画について「増設は無理だと思っている」と述べ、事実上、断念する考えを表明した。
東電は、東日本大震災の影響を受けた供給計画の見直しが前年度末までに間に合わなかったため、震災の影響を考慮せずに7、8号機の増設を盛り込んだ計画を提出。福島県が反発していた。
新年度の供給計画は、電気事業法に基づき前年度末までに経済産業相などに提出することが電力会社に義務付けられている。内容を見直した計画の再提出時期は未定。
菅直人首相は3月31日に、原発事故を踏まえ、2030年までに原発を現状より14基以上増やすとした政府のエネルギー基本計画を白紙にして見直す方針を表明している。
毎日新聞 2011年4月4日 23時05分(最終更新 4月5日 0時50分)
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