東京電力は4日午後4時頃に記者会見し、福島第一原発2号機タービン建屋の極めて高いレベルの放射性廃液の貯蔵などのため、既に保管済みの低レベル放射性廃液計約1万1500トンを海洋に放出すると発表した。
海洋に放出するのは、集中廃棄物処理施設の約1万トンのほか、地下水が浸入している5、6号機地下の約1500トン。早ければ5日にも放出するという。
放出の影響について、東電は、近隣の魚類や海藻などを毎日食べ続けるとしても、成人の実効線量は年間0・6ミリ・シーベルトで、自然界から受ける年間線量の4分の1だとしている。
(2011年4月4日16時57分 読売新聞)
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