東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を受け、福島県は4日、避難指示が出ている同原発の半径20キロ・メートル圏内を除く県内すべての小中学校などの校庭1428か所で放射線量の測定を実施すると発表した。
新学期を控え、保護者や学校関係者から「子供を屋外で遊ばせても大丈夫か」などの問い合わせが相次いでいるのを受けた措置。
測定は5~7日、各校庭で高さ1メートル前後と地表近くの空間放射線量を測定する。高い放射線量が測定された場合は、土壌を採取して詳細な調査を行う予定。
県は測定結果を基に、体育の授業など屋外活動の可否を判断する。子供の屋外活動について安全とされる放射線量の規定がないため、県は国に基準を示すよう求めている。
(2011年4月4日17時13分 読売新聞)
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