東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を巡り、福島県の佐藤雄平知事は1日、視察のため福島市内を訪れた池口修次国土交通副大臣に対し、原発事故が復興作業の妨げになっている現状を訴え、被災者向けの仮設住宅の建設など復興支援を急ぐよう要請した。
佐藤知事は「(がれきの撤去のため)原発周辺地域に重機を入れるのに抵抗を感じる業者がいる。何とかしてほしい」と池口副大臣に要請した。
会談後、池口副大臣は報道陣に、「政府が規制していることなので調整が必要。(第一原発から)半径30キロ・メートルの外は規制がないので民間業者も入ってほしい。(屋内退避指示の出た)20~30キロ・メートル圏内はどの程度作業ができるのか検討したい」と述べた。
(2011年4月1日10時51分 読売新聞)
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