韓国赤十字社は、東日本大震災への募金額が27日夜までに約213億4千万ウォン(約15億7千万円)となり、海外の災害支援としては史上最高額を更新したと発表した。すでに約800万ドル(約6億5千万円)を日本赤十字社などに送った。
これまでの最高は2005年にハリケーン、カトリーナが米南部を襲った際の約193億ウォンだったという。
韓国では官民あげて日本支援にあたっており、支援額が増え続けている。有力紙、東亜日報はタイトルに日本語でも「がんばれ、日本!」と記したキャンペーンを展開。寄付活動に加わった著名人や企業・団体を紹介する一方、赤十字などを通じた寄付を呼びかける。沈揆先(シム・ギュソン)・編集局長は「隣国の不幸を黙って見ていられないと始めた。ひらがなの題字は、若い人たちの、日本語でも呼びかけようという意見を採り入れた」と話す。
テレビ局もKBSやYTNなどは画面の隅に、募金用の電話番号を表示。電話をかければ、一定額が通話料金に加算される仕組みで、KBSの場合、これまでに約72万通話(約14億5千万ウォン)が集まったという。
一方、韓国外交通商省は全職員から月給の0.4%を一律天引き。24日に金星煥(キム・ソンファン)・外交通商相が韓国赤十字社に約2400万ウォンを届けた。(ソウル=箱田哲也)
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