Sunday, April 24, 2011

24/04 福島第一原発、高濃度汚染水に専用タンク設置へ

 東京電力は23日、福島第一原子力発電所のタービン建屋や作業用トンネル(トレンチ)などにたまった高濃度の放射性物質に汚染された水について、敷地内の建屋から離れた場所に専用タンクを設置し、移送する方針を明らかにした。

 7月をめどに1万トン分を用意するという。

 東電によると、高濃度汚染水用のタンクには、腐食などを防ぐための特殊な塗装を施す。ただし、放射線を完全に遮断できないため、作業中の建屋から離れた場所に置き、放射線の影響を低減させる。設置には1万平方メートル以上の土地が必要で、敷地内にある「野鳥の森」などの森林を伐採し、場所を確保したいとしている。

 これら高濃度汚染水は、仏企業などの技術を使って新設される浄化装置で最終的に処理される。

(2011年4月24日09時23分 読売新聞)

No comments:

Post a Comment