Sunday, April 24, 2011

24/04 広島大、サイトで放射能情報…長年の研究成果

 福島第一原子力発電所の事故を受けて、広島大は放射能について正確な情報を発信するため、「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。

 これまで同大学や同大学緊急被ばく医療推進センターの各ホームページには、放射線被曝 (ひばく) に関する項目を掲載していたが、新たな情報を加え一元化した。

 放射能の基本情報では「大人と子供のどちらが被ばくの影響が大きいか(回答・子供のがんリスクの方が高い)」など、Q&A形式で22項目を載せた。放射性物質の除染が必要な基準や、食べ物の安全性についてもまとめている。

 また、被曝医療の情報では、体に付着した放射性物質の除去方法を紹介。甲状腺を守るための安定ヨウ素剤の服用は「イソジン、ルゴールなどの消毒用ヨード剤にはアルコールなどが含まれているため危険」として、医師に必ず相談して内服用の安定ヨード剤を服用するよう呼び掛けている。

 広島大は「長年の研究に基づいた正確な情報なので活用して、少しでも安心してもらいたい」としている。

 放射能対策基本情報ポータルサイトは(http://aboutradiation.hiroshima-u.ac.jp/)。

(2011年4月24日17時51分 読売新聞)

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