Monday, March 28, 2011

28/03 原発安定停止へ長期戦、汚染水排出が難航

 電源復旧作業が進められている東京電力福島第一原子力発電所は、原子炉の本格的な冷却に欠かせない設備が集中するタービン建屋地下にたまった高濃度の放射性物質の除去作業が難航している。


 一方、仮設ポンプを使った原子炉への注水作業は、消防ポンプ車から、燃料切れの心配がない電動ポンプへの切り替えが始まった。2、4号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールでは、計器で満水を確認した。作業は前進が見られるものの、長期化は避けられない見通しだ。

 タービン建屋の地下で高濃度の放射性物質が確認された1~3号機のうち、1号機では27日午後にポンプを1台から3台に増設。タービンを回した水蒸気を水に戻してためる復水器(1600トン)に排出している。作業は24時間体制で行われているが、水量が多いため、終了のめどはたっていない。

(2011年3月28日12時24分 読売新聞)

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