Monday, March 28, 2011

23/03 英で「原発反対」増加 日本の事故踏まえ世論調査

2011年3月23日0時34分

 【ロンドン=橋本聡】東日本大震災と福島第一原発の事故を受け、英国世論で「原発反対」の声が増えている。世論調査会社が国際環境NGO「地球の友」の依頼で18~20日に1千人に電話調査したところ、原発の新設に「賛成」は35%、「反対」は28%。昨年11月の別の世論調査会社の調べでは「賛成」が47%で、「反対」の19%を大きく上回っていた。

 今回の調査では、原発の安全性に不安を感じるとの声も44%あった。また、4人に3人が「風力や太陽光などの再生可能エネルギーや、家庭や産業の節電対策にもっと投資すべきだ」と答えた。

 英国では19基の原発が電力の2割を生み出している。政府は老朽化した原発を順次閉鎖し、代わりに新しい原発を建てる方針だ。キャメロン首相は日本の原発との設計の違いや、英国に地震や津波の恐れがないことを強調し、「原発は必要」としている。

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