東日本大震災で倒壊したブロック塀などを無許可で収集したとして、福島県警が廃棄物処理法違反容疑で逮捕した男性を、福島地検郡山支部が処分保留で釈放していたことがわかった。
同法は放射性物質に汚染された「廃棄物」を適用の対象外としており、同支部は原発事故でブロック塀などに放射性物質が付着した可能性があると判断したとみられる。
福島県警によると、男性は3月24日、同県郡山市長の許可を得ず、ブロック塀のコンクリート片など約1800キロ・グラムの処分を4万2000円で請け負い、車で収集した疑いで逮捕・送検された。地検郡山支部は勾留期限内の4月中旬、男性を処分保留で釈放した。理由について地検は「コメントできない」としている。
(2011年7月8日13時36分 読売新聞)
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