Friday, July 8, 2011

08/07 女性の選択基準…フランスは産地、英国は価格、米国は品種

 女性は赤ワインを好むが、選択の基準はフランス人が産地、英国人が価格、米国人が品種など国で違うことが、世界最大のワイン&スピリッツの見本市「ヴィネクスポ」の調査でわかった。

 フランス、英国、香港、ドイツ、米国の主要なワイン系ウェブサイトと連携して、5か国の約1万人の飲用習慣を調べた。フランス食品振興会が伝える調査結果によると、調査対象者のうち43・8%が、最低週一回、ワインを飲むと答えた。ほとんどワインを飲まないと答えた女性は、23・4%。年齢別では、31~45歳からワイン消費が増え始め、最も定期的にワインを飲む年齢層は46~60歳(56・4%)と60歳以上(65・5%)だった。フランスで最低週一回ワインを飲む消費者は、平均を上回る45・7%だった。

 ワインの色別では、全体の51・1%が主に赤ワインを飲むと答えた。2年前の前回調査を15%下回るが、ロゼワインを好むという人は15・7%にのぼる。ワイン選択にあたり、2人に1人以上が、酒販店のアドバイスに基いているが、インターネットは、18~30歳の若い女性が支持しており、13・8%がネットから情報を得ている。

 ワインを選ぶ基準は、産地と品種が強かった。フランスは、産地を重視する人が70%と多い一方、英国では50・8%が価格を最も重視している。米国では、68・4%が品種を最も重視している。年齢別にみると、若い女性は、価格を最も重視するが、40~60歳では、67・8%が産地を最も重視している。

 ワインの飲用機会については、53%が、「ともに楽しむ」もので、85・1%が、楽しい時にワインを飲むと回答したが、香港の調査対象者のうち16・35%は「自分のイメージを向上させる」と答えた。

(2011年7月8日 読売新聞)

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