Tuesday, May 31, 2011

31/05 2号機、核燃料プールの循環冷却装置が稼働

東京電力は31日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールの水を建屋の外で冷やす循環冷却装置が稼働したと発表した。

3月11日の事故後初めて、安定した冷却機能が復旧した。東電の事故収束に向けた「工程表」では、来年1月までの稼働を目指していた。

装置は、プールから引いた配管を熱交換器内の冷却水で冷やす仕組み。熱交換器の水は、ファンの送風で空冷する。

2号機の燃料プールの水温は現在70~80度で、蒸発で失われる水量を注水で補ってきた。装置の稼働で、1か月後には40度程度の安定状態を維持できるという。2号機の原子炉建屋は、燃料プールからの湯気などのために湿度が99%と高かったが、今後、湿度が下がれば、作業効率が大きく向上する。1、3号機では6月中に、4号機では7月中にプール水の冷却装置が稼働する。

(2011年5月31日21時41分 読売新聞)

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