福島第1原発:炉心燃料棒、最大70%損傷 東電推定
東京電力は6日、東日本大震災で被災した福島第1原発の炉心の核燃料棒の損傷度を発表した。1号機(燃料集合体計400体)の約70%▽2号機(同548体)の約30%▽3号機(同548体)の約25%が損傷したと推定している。
3月15日までに、原子炉圧力容器の脇で計測された放射線量のデータを分析した。1~3号機は3月11日の地震発生直後に制御棒を挿入して運転を停止。しかしその後、炉心の余熱を十分除去することができなくなり、ペレット状の核燃料が溶けたり、燃料を覆う金属製の管から燃料が露出した可能性があるという。4号機は定期検査中で炉心には燃料がなく、5、6号機も運転を停止していた。【平野光芳】
毎日新聞 2011年4月6日 21時28分
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