福島第一原発では原発内にある比較的汚染度の低い水の海への放出が6日午前も続いた。放出は高濃度の放射能汚染水を保管する場所の確保や、設備の浸水防止のためで、4日夜から始まった。このうち集中廃棄物処理施設からの放水は6日午前6時半にほぼ終了した。放出量は当初見込んだ1万トンより少ない7千トンだった。
集中廃棄物処理施設の水は津波による浸水でたまったものだ。施設内には通常のポンプで排出しきれない場所に600トンの水が残っており、この放出も進める。放出後はこの施設に、2号機のタービン建屋地下にたまっている高濃度の汚染水を移す。
このほか、5、6号機周辺にしみ出てくる地下水をためる升の中にある1500トンも放出中。すでに300~400トン分を終えた。こちらは、この地下水が亀裂からしみ出て建屋に浸水し、非常用発電機などの機器類が故障するのを防ぐのが目的。
放出の影響について東電の試算では、原発から沖合1キロ以遠の魚や海藻を毎日食べたとしても、年間に自然界から受ける放射線量(2.4ミリシーベルト)の4分の1ほどとしている。
放射性物質を含む水は通常は低い濃度であっても、そのまま環境中に出すことは許されていない。東電は汚染水の量が非常に多く、原子炉等規制法に基づく緊急措置としてやむを得ず放出を選択したとしている。
集中廃棄物処理施設の水は津波による浸水でたまったものだ。施設内には通常のポンプで排出しきれない場所に600トンの水が残っており、この放出も進める。放出後はこの施設に、2号機のタービン建屋地下にたまっている高濃度の汚染水を移す。
このほか、5、6号機周辺にしみ出てくる地下水をためる升の中にある1500トンも放出中。すでに300~400トン分を終えた。こちらは、この地下水が亀裂からしみ出て建屋に浸水し、非常用発電機などの機器類が故障するのを防ぐのが目的。
放出の影響について東電の試算では、原発から沖合1キロ以遠の魚や海藻を毎日食べたとしても、年間に自然界から受ける放射線量(2.4ミリシーベルト)の4分の1ほどとしている。
放射性物質を含む水は通常は低い濃度であっても、そのまま環境中に出すことは許されていない。東電は汚染水の量が非常に多く、原子炉等規制法に基づく緊急措置としてやむを得ず放出を選択したとしている。
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