環境省は5日、東日本大震災による津波で発生した災害廃棄物について、東北3県で計約2490万トンに上るとする推計を発表した。
内陸部の廃棄物を算定していない段階で、阪神大震災の約1・7倍に達しており、同省では3県などと協力し、廃棄物の仮置き場の確保を急いでいる。
衛星画像や倒壊した家屋数をもとに推定したところ、宮城県は約1600万トン、岩手県は約600万トン、福島県は約290万トンだった。道路や港湾のがれき、車や船舶などは含まれておらず、同省では最終的な量はさらに増えると見ている。
廃棄物の収集・分別を行う仮置き場は検討中の場所も含めると、阪神大震災の2倍を超える計約280万平方メートル分を確保したが、既に満杯の場所もあり、さらなる用地の確保を進める。
(2011年4月6日00時54分 読売新聞)
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