2011年3月15日0時19分
東日本大震災の余震が相次ぎ、天気も崩れる見通しだ。日常生活ではどんなことに気をつければよいのか。
東京電機大の安田進教授(地盤工学)は「余震と雨で誘発される斜面の崩壊に注意を」と話す。仙台市の周辺には、丘陵地をひな壇状に造成した宅地が多くある。盛り土をした斜面に地震で地割れができ、雨がしみこむと、崩れる恐れがある。「地割れや擁壁の傾きには気をつけて」
建物被害の全体像はよく分かっていないが、これまでに傾いているビルや住宅がある。東京工業大の和田章教授(耐震工学)は「1978年の宮城県沖地震でも建物被害が多かった。今後も傾いている建物には入らない、高い所にある重い物は外しておくなどの対策が必要だ」と話す。
気象庁はマグニチュード(M)7以上の余震を予測するが、どこまで大きい余震があるのか。東京大地震研究所の加藤照之教授は「本震の規模を考えれば、M7.5以上の余震の可能性もある。注意が必要だ」と話していた。
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