2011年4月22日22時25分
海洋への拡散予測
福島第一原発から出た汚染水が周辺の海へどう拡散するかを、文部科学省と海洋研究開発機構が予測し、公表した。汚染水はいったん北東方向に延び、5月に入ると数百キロの沖へ広がり、薄まるという。
予測には、4月13日までに東京電力が発表した海水の放射能濃度の数値を使った。11日以降は、原発から海への汚染水の漏れはないという条件で、11日時点の海流をもとに分析した。4月16日には、排水濃度基準の10分の1までの比較的濃度の高い汚染水が北東に直線的に延びたが、4月中旬以降は、非常にゆっくりと、やや南寄りで沖へ移動しながら広がった。(杉本崇)
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