Friday, April 22, 2011

22/04 豪首相、火力発電燃料の安定供給を確約 菅首相と会談

写真:会談を前にギラード豪首相(左)と握手を交わす菅直人首相=21日午後6時36分、首相官邸、飯塚悟撮影拡大会談を前にギラード豪首相(左)と握手を交わす菅直人首相=21日午後6時36分、首相官邸、飯塚悟撮影

 菅直人首相は21日、訪日したオーストラリアのギラード首相と会談した。ギラード首相は火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)について、市場価格での安定供給を確約。レアアース(希土類)も「輸出にあたって常に日本を念頭に置いている」と伝えた。

 菅首相は会談後の共同記者会見で、救助隊派遣など、震災へのオーストラリアの支援に謝意を表明。年内に開催予定の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で、防災面での協力も話し合うことを明らかにした。また、福島第一原発事故を受けた原発の安全基準づくりに向け、国際原子力機関(IAEA)の枠組みの中で協力を強化することで一致した。

 農産品の扱いが交渉のネックになっている日豪の経済連携協定(EPA)については、菅首相が「できるだけ早い時期に話し合いを再開したい」と話し、ギラード首相は歓迎する意向を示した。

No comments:

Post a Comment