Wednesday, September 28, 2011

28/09 福島市、除染目標は1マイクロ・シーベルト以下

 東京電力福島第一原発事故による放射能対策として、福島市は27日、市内全域について、今後2年間で、地表から1メートルの空間放射線量を毎時1マイクロ・シーベルト以下に低減させる除染計画を発表した。

 1マイクロ・シーベルトを下回っている地域では60%低減させる。除染で取り除いた土壌などの仮置き場を確保した地域で、10月から始める。10年後を目安に、国際放射線防護委員会が一般人の被曝(ひばく)限度と定めた年間1ミリ・シーベルト以下にすることを目標としている。

 発表によると、計画期間は5年で、最初の2年間を重点期間に設定。線量の高い地域から、民家の玄関や庭先のほか、通学路や公園など子供や市民の利用が多い場所を優先して除染する。市が主体となって取り組むが、放射線量の低い場所などでは、市民や企業、さらに全国からボランティアを募って実施するという。

(2011年9月28日00時25分 読売新聞)

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