Wednesday, September 28, 2011

28/09 原発コスト再検証、原子力委が小委設置決定

 内閣府原子力委員会(委員長=近藤駿介・東大名誉教授)は27日、原子力発電のコストを再検証する小委員会の設置を決めた。

 原発の発電コストはこれまで、石油火力や太陽光、風力などに比べて安いとされてきた。しかし、東京電力福島第一原発事故を受け、事故対応や津波対策の費用を加えて計算し直す必要が出てきた。

 小委員会の座長は鈴木達治郎・原子力委員長代理が務め、6人の委員で構成。10月から、原発や核燃料サイクルの経済性について議論を始める。使用済み核燃料を再処理せずに直接処分する脱・核燃料サイクルのコストも検討する。

 同日開かれた原子力委の政策大綱策定会議でも、細野原発相が「原子力に対する国民の目は極めて厳しい。さまざまな状況の変化を踏まえて、徹底したコストの検証をお願いしたい」と発言していた。

(2011年9月28日03時04分 読売新聞)

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