福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行っていたにもかかわらず公開していなかった問題で、同庁は5日、拡散予測を初めてホームページで公開した。
枝野官房長官が4日、公開を指示していた。
この拡散予測は、放射性物質の〈1〉地上への降下量〈2〉大気中の濃度分布〈3〉大気の流れに沿ってどう流されたかを示す「流跡線」の3種類。同原発からの放射性物質の放出量などが不明なことから、同原発から1ベクレルの放射性ヨウ素131が放出されたと仮定して計算した。同庁は、これらの分析結果を東日本大震災当日の3月11日から23回計算し、要請を受けていた国際原子力機関(IAEA)に1日1~2回、報告していた。
(2011年4月5日20時51分 読売新聞)
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