Wednesday, March 16, 2011

16/03 発生5日目、死者5千人超す 原発事故の避難本格化

2011年3月16日22時51分

 東日本大震災は16日、発生から5日がたった。朝日新聞のまとめでは、死者数は5145人以上(午後9時現在)となり、安否確認のできない人は1万6千人を超えている。避難所に身を寄せている人はいったん約41万人に減ったものの、16日夜の時点では約44万人になった。福島の原発事故による避難者が増えているためとみられる。

 福島第一原子力発電所の周辺地域からの避難は本格的になっている。半径20~30キロ圏にある福島県川内村では村にいた約5千人全員が村外に避難することを決め、16日、同県郡山市へ移動を始めた。地震で大きな被害を受けた茨城県は、つくば市の体育館に県外避難者専用の避難所を設け、約200人が到着した。

 栃木県には16日夕までに、1千人を超える人が福島から県内の避難所などに身を寄せた。車で埼玉などを目指してきたものの、ガソリンがなくなり、県内にとどまる人もいるという。新潟県は16日昼までに、各地の体育館やカルチャーセンターに2600人以上の避難者を受け入れた。また、車で移動してくる自主避難者のために、国道49号の福島県境近くに案内所を設けたほか、山形県境周辺ではAMラジオで避難所の情報を提供している。

 気象庁によると、17日も東北地方は真冬並みの冷え込みとなる見込み。しかし、車の燃料のガソリン不足などが原因で、被災地には十分な救援物資が届いていない。

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