14/03 日銀、過去最大１０兆円の資金供給

　日本銀行は１４日の金融政策決定会合で、東日本巨大地震で経済の先行き懸念が高まっているとして、追加金融緩和に踏み切る方向で検討に入った。

　また、日銀は同日、市場が必要な資金を十分に確保できるように、金融機関に対し短期金融市場で過去最大となる約１０兆円の資金を供給すると発表した。経済・市場の混乱防止に万全を期す姿勢を明確にする。決定会合は予定より１時間早い正午から始まった。追加金融緩和は、昨年１０月に決めた包括緩和策の一環として設置した基金（５兆円）を大幅に増やす案を検討し、国債などの買い入れ額を増やすとみられる。

（2011年3月14日14時30分 読売新聞）