Friday, April 8, 2011

08/04 専門家、M7級余震続く可能性指摘 注意呼びかけ

専門家、M7級余震続く可能性指摘 注意呼びかけ

2011年4月8日12時42分

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 宮城県沖で7日深夜に起こったマグニチュード(M)7.4の地震は、3月11日のM9の地震の余震と見られる。気象庁や専門家は、今後も同規模や、さらに大きい余震が起きる可能性を指摘、注意を呼びかけている。

 7日深夜の余震は、プレート(岩板)境界で起きた本震と異なり、沈み込む海のプレートの内部で起きた。震源の深さは約40キロ。M7を超える余震は、3月11日に茨城県沖で起きたM7.7を含めて4回目。震源が陸に近かったこともあり、余震では最大の震度6強を観測した。

 名古屋大の山岡耕春教授は「揺れは地震の規模と震源からの距離、地盤構造などで決まる。6強の場所は、比較的揺れやすい地盤だった可能性もある」と話す。

 気象庁によると、余震は8日午前0時までに、震度4以上のものだけで93回起きた。気象庁は大震災後、大きな余震の発生確率を発表してきた。当初は3日間は70%の確率でM7以上が起こるとしていたが、徐々に確率を下げて4月6日には今後3日間に震度5弱の余震が起こる確率を10%としていた。今回の余震で、確率が変わるかどうかについて「計算しなければ分からない」としている。

 確率は低くなっても余震の警戒は必要。梅田康弘京都大名誉教授は「M9の地震だと、少なくとも半年はM7級の余震を覚悟しなければならない。今回の地震もその一つで、本震より深い場所で起きたため、大きな津波はなかったが、引き続き注意が必要だ」と指摘。東京大地震研究所の平田直教授も「本震よりマグニチュードが1小さい、M8級の余震が起こる可能性も残る」と話す。

 過去には、本震の数カ月後に大きな余震が起こった例もある。2004年12月のスマトラ沖地震(M9.1)では、約3カ月後の05年にM8.6の地震が起きている。

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