福島県漁協連、操業自粛を継続 国や東電に補償要求へ
2011年4月7日19時14分
福島県漁業協同組合連合会は7日に開いた会合で、操業を当分の間中止し、その期間中の被害について国や東京電力に補償を求めることを決めた。会合には東電幹部も出席し、原発事故や海の汚染を謝罪。補償要求に「誠心誠意対応していく」とした。
県内五つの組合長らが福島市内に集まり、今後の対応を話し合った。連合会は原発事故後に漁を自粛してきたが、この日の会合で、魚介類への放射性物質の影響を調べるサンプリング調査をするまでは、自粛を続けることを確認した。
東電側は、福島第一原発から低濃度の放射能汚染水を海に放出した経緯などを報告。高津浩明常務は「緊急回避の措置だったが、関係者には非常に申し訳なく思っている」と謝罪した。
出席者からは「事前に何の連絡もなかった」「われわれ漁業者は死んでもよいのか」などと怒りの声が次々とあがった。(古庄暢)
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